Thursday, December 28, 2006

Erwin Wurm展

ついにいきました。MQ
よかったというか、勉強になった。やっぱりものの可塑性(記号としても)について、凄い遊んでいて、またその可塑性自体をちゃんと分かり易く提示しているところとか、大御所のアーティストの仕事ってやっぱりしっかりしてる。太った家のオブジェの中に入ると、3Dエフェクトかけてアニメーション化されたその家が、「私は家か、家なのだろうか。家であれば外に在るべきだ。何かをまもるべきだ。いや、アートなのだろうか。アートだ。建築家によって、あるいはアーティストによってつくられたアートだ。」みたいにひたすら自問自答する映像が流されている。これは、「ものに語りかけられる」という現象学的なアプローチをすごいわかり易くヴィジュアル化しているように感じた。差異(太っている)によって、ものに絡みとられていく。すごいなぁ勉強になる。
でもヴィジュアルアーティストの仕事をみるとやっぱり、眼の見えない人にはどうアプローチできるのだろう、と、当たり前のことなんだけど、どうしても頭に引っかかりつつ見ることになる。
同時にやっていたPop Art and Conceptual Artは、もともとそんなに好きでもないので、まあウォーホルとかラウシェンバーグの作品とか、生では見たことあまりないからヘーとか言う感じで一応みただけ。でもJohn Cageの講義(Lecture on Nothing)とか、オブジェま(Not Wanting to Say Anything about Marcel2)であって、へーCageってこんなこともしてたんだなーと。だけどコンセプチュアルアートの類いは、もうひたすら文章ばっかりで、これってあまり見る人にむきあってないような印象で、楽しめなかった。
Bruce Naumanの作品が夏に来たときはあったので、まだないかなぁと思ったけど、なかった。残念。Naumanの資料を探したい。

今日もcafe blueorange。明らかにすいている。コーヒーまずいからだろうな。でも店員のお姉さんがいつも優しい。ホッとする。

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