Thursday, September 28, 2006

舞踊のリアリティ

Visual Artistと共に作業を過ごすと、彼が確かにVisualが必要で、それがなければ何も志向出来ない事実に愕然とする。もちろん全てのアーテイストがそうであるとは言えないが、彼の場合はそうで、例えばこちらが会話で振り付けのイメージ(想定される、期待されるぼんやりとした在り方)を提示しても、彼には、それが確かな「イメージ」(画像)としては成立しないのである。なぜなら、舞踊手は、そうした語りの仲に既に身体的なリズム(例えば呼吸)や感覚を刷り込ませているからで、それは同じダンサーという生き物の間でしか伝わり得ないものだからだ。
今日のコンテンポラリーダンスに置けるヴィジュアルアーティストの活躍は、誰もが既に知るところである。僕自身はそうしたアーティストの作品に多く触れてきたかどうかは定かでないが、少なくとも僕自身のクリエイションの場面にも、アーティストとしての交流や、様々なワークショップを通じて、直接なり間接なり影響を与えている。
いや、見回せば、実際のところ、いかにコンテンポラリーダンスがそのヴィジュアルによって社会に流通されているか。舞台写真を多用したアドはどこの都市にもあふれ帰っている。スペクタクルの問題は決して切り離されない。
けれども、である。舞踊家の感覚、その繊細さが切り開く様々な知との交差点は、決して視覚だけに還元出来得るものではないだろう。僕らの世代が考えるべき(先行するアーティストから引き継いで考え続けるべき)問題が、きっとこの辺りにある。

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Real Tokyoにあった浅田先生の記事が面白かったです。
ミニマル・ミュジサーカス
——アルディッティ・カルテット+白井剛によるケージ

Wednesday, September 27, 2006

I make my WS on Oct. here

I make my WS on Oct. here, Porto. The date and detail is not sure now. But maybe the WS aims to "improvisation" and "creative process", I think.

大分調子がよくなってきた

大分調子が良くなってきて嬉しい。いいタイミングで友達が送ってくれた葛根湯が届く。きつい薬から徐々にこちらに乗り換えれば、きっちり良くなるだろうと思う。

Monday, September 25, 2006

クリエイションは続きます

風邪の調子はまだ完全によくなったとはいえないけど、それでも金曜日の本番にむけて少しずつクリエイションはすすみます。毎度ながらあっちへこっちへ寄り道しつつ。
気がついたらもう10月になろうとしている。日々がすぎるのは早い。
僕はやっぱりものづくりが好きで、でもダンスの勉強はしたいし、こういう
ことをどう両立させていくのか。すごく難しい。
さすがにヨーロッパにいると、ヨーロッパの大カンパニーのうわさ話なんかも耳に入ってくる訳で、そうするといまいちオーディションなんかに足が向かない。

went to lisbon

this weekend i went to lisbon to see my friend performance. you know, there are so many slopes there. from theter to go to the house of the friend of my frinend, we caught a taxi, it was really like a Disney Land atraction, up and down, up and down...!! enjoyed so much, love in portugal.

Friday, September 22, 2006

ようやく旅の目的を

風邪で調子を崩していたのだけど、ようやく今日少し作業に加わる。自分の意見をしっかりといい、相手の意見を聞き、そうしてコラボレーションしていく、こういう機会を持つことが、この旅の一つの目標だった。ともかく嬉しい。

continuous

I have wanted to mention about japanese specific way to approach of the dance phrases. now is not really good time to write, but just here note something.
i have felt european dancers tend to receive some phrase as 'subject'. but for me, phrase is not so, when i catch it, the pharase has already moved in my body or explored by the phrase itself. it is difficult to explain. in the other word, it tends to speread into my body. that is automatically, but yes, actually this is my way of receiving at the same time.
and the phrase is the sequence, anytime as you know. so, the choreography is moving on my body (and also in my mind) every time when i am dancing. it is not just as 'subject.'
what is the difference between two ways? when you recieve it as 'subject', you divide the phrase between 'subject' and others. but for me, nothing dividing, it still be unite or moving with numerous energies and possibilities. it means, there, continuous.
i think in the Butoh, japanese dancers also moving like that, with involved by some emotional or images. because of differences, european dancers have interested in butoh.

Tuesday, September 19, 2006

a photo on 555 in Porto



I am so glad to meet up my frineds like that.

Monday, September 18, 2006

sorry for my littile e-mail to you

I got some e-mail from some of you, thank you for your warm heart. I am sorry for my little e-mail. Sometime I am busy, but sometime not. Yes, seriously it is because of that my lazy :( I am your friend, anytime. Don't feel being far from me. Keep in touch, warm hug.

Sunday, September 17, 2006

Sweet and Tender Colaboration #1

テクノパーティーのおまけの様な感じでやりました。時間がなくて、自分のはあまりいいのが出来なかったけど、人がたくさん来たし、楽しかった。一人1euroの入場料で、500人来たから500euro、4人で割って125euroの儲けは、来月の食費になるでしょう。助かった。





Friday, September 15, 2006

Portoにきた

Portoに昨日ついた。Ryanの飛行機は、ようは高速バスの飛行機版みたいなもので、まあそう思えばそれなりのサービス。けれども4時半におきて始発のメトロにのってで、もう頭ふらふら。けれどもPortoに到着する直前、厚い積乱雲を抜けたら、とたんに視界が開けて、広大な海岸線と、それに沿って広がる町並みが飛び込んできて、あまりの美しさにはっとした。フランスを無事抜け出せたのだった。
これが同じヨーロッパなのか?と思うほどに違う。どちらかというと沖縄の方が雰囲気として近い。
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ふらふらの頭で土曜日のパフォーマンスの下見。照明を貸してもらって、狭い部屋だけど、それなりの雰囲気を作る。一応タイトルは"here/there"としようと思っていて、しばらくこのテーマにこだわりたいと思う。今日一日なんとか振り付けを考えて、出発点を見つけたい。

Tuesday, September 12, 2006

TVをつけたら

ニュースで9.11を。YouTubeで色々みたらプロパガンダばっかり。でも"one explosion, huge explosion, collaps building!!"と絶叫する人々の姿は時を巻き戻させられた。

Sunday, September 10, 2006

方法序説

眠るのが苦手な人が、風邪だからといって寝続けられるわけはなく、この旅の間に読み返そうと思っていたデカルトの「方法序説」に目を通す。実に中学生以来。こうして読み返してみると、発見が多く面白い。思考の流れ自体は現象学に引き続くものがあるものの、その荒さはたしかで、いかに多くの人の苦労によってその後の思索が進められてきたかが分かる。しかし彼の謙虚さや鋭さは、今の状況に対してもあながち離れているとは言えず(例えばスコラ哲学への批判は、マルクス主義に対するものとしてももちろん考えられるし)、平易な言葉で人々へ語りかけようとする姿勢も、共感を持つ。

Saturday, September 09, 2006

ついにというか

いつかは具合が悪くなるだろうなーと思っていたらやっぱりここに来て体調崩しました。うーん。
"parole"について「演劇人」という雑誌に記載があるそうで、大変気になるのですが、こんな状況では全く確認出来ず。こっちも、うーん。

Thursday, September 07, 2006

danceWEBでの写真

僕はカメラをもってなかったけど、友達がとっていた。無断で転載:) みんな有り難う。



パーティーばっかりだった。飲んで遊んで踊りくるって。




最後の週は疲れ果ててこんなだった。




Wienの街が好き。やっぱり好き。これはたしか最後のサロンの後。

Monday, September 04, 2006

Notes about ImpulsTanz workshops#1 week1-week2

帰ってからレポートを書くことを考えて、wienで受講したワークショップについてさらっておこうと思う。

week1 17/7 - 21/7
1. Olme, Partnaring Adv.
advといいながら、内容は中級程度。基本的に幾つかの短いピースを練習するのみ。二人で走ってお互いをリフトしたりもたれかかったり。先生は明るくていい先生だった。
2. Antony RIzzi, Forsythe Repertory Adv.
Gouldのゴールドベルグに振り付けたピース。去年と同じ感想、彼の振りはやっぱり他の振付家と違う。それは、ちゃんと運動を根本的に捉え検討しているからだろうと思う。インタヴューなどで彼自身がよくふれているけど、現象学的な視線を確かに感じる。
でも先生はあまり僕の好みで無かった。素晴らしいダンサーなのだろうけれども、教えるということは、もっと丁寧なコミュニケーションを努力するべきなのではないか。人によっては合うのだろうけれど、僕は少々辛かった。
3. Janette Panetta, Ballet for Contemporary Dancers Int.
一人の先生を除けば、日本でいいバレエの先生に会ったことが無い。形以上に身体で起きている出来事の豊かさは、学ぶ喜びを醸成するのだけれども。Janeteは、そいう意味で本当に!!いい先生だった。革命的、といってもいいくらいだった。例えば足を後方に伸ばして静止する時。彼女はまず上半身をしっかり倒して、それからそのカーヴを使って、必要なだけ起こしていく様教えてくれた。ルルベは、まず重心をまえにずらし、そして上方に立ち上がって行くことを教えてくれた。あるいは僕の癖である、パッセの際にトルソを引き上げる癖を、根気づよく何度も何度も指摘してくれた。そして彼女は頑張っている僕の姿を決して見逃さず、その度にほめてくれた!!「JAPAN!!, Good!!」と言われるたびに、どれだけ嬉しかったか。何せ僕はレッスンやクラスというものが苦手で、これまでほめられたことがまず無かったのだから。必ずまた会いたい先生に出会えたことを、本当に嬉しく思う。

intensive1 22/7 - 23/7
Andrew Harwood, Contact Improvisation Int.
去年も受けたHarwood。彼のクラスは可もなく不可もなく、コンタクトについて基本的な内容をひととおり確認出来る。あるフロアへのアプローチの手段が、これまで疑問に思っていた内容だったので、助けになった。

week2 24/7 - 28/7
1. Ted Stoffer, Contemporary Technique Int.
Tedは今年京都に来ていたのだが、忙しくてお金もなかったので受けれなかった。AIRで会った時穏やかな雰囲気で印象に残ったので、試しに受講してみた。朝のクラスだというのに、ヨガからインスパイアされたというきっついストレッチは、正直少し体を痛めた。この後の週で右足がひどく痛んだ理由はここにあったと思う。振り付けはかなりフリーで、クラスのレヴェルに応じているのだろうけど、今ひとつ方向性が掴めなかった。
2. Janete Panetta, Ballet for Contemporary Dancers Int.
week1に同じ。
3. Elisabeth Corbett, Forsythe Repertory Adv.
Antonyとは全く反対の、とても穏やかな先生。みんな言っていたけど、丁寧すぎて、クラスが遅すぎ。一日2時間、五日間のワークでは、ちょっと厳しい。もう少し長い期間で受講出来るチャンスがあれば、またとってみたいと思う。受講者に日本人が結構いたのがびっくりした。(去年はYさんと、室伏さん以外会わなかったので。)