Wednesday, October 28, 2009

お決まりの

お決まりの「じゃ、明日までに書いてきてね」が出たので今夜は大変。
忙しい時にこそいろんなことが一斉にやってくる。その他ややかしい書類がもう一つ、ややかしいメールももう一つ。
今の仕事をしつつ、その次の仕事も当然探さねばならない。

とりあえず作品の概要は見えてきた。あとは振付と、映像と、空間構成と、ともかく時間をかけて細部をつめていくだけ。
それにしても一人でやることが多い…。「インスタレーションとパフォーマンスを混ぜたような」といったら、いつのまにかインスタレーションも別につくることになっていたという。ヲヲ。

お金を節約しなければと思うのだが、こんだけバタバタしているのでついつい定食屋に入ってしまう。Moelas、久しぶりに食べた。たぶん日本語でいうと砂肝?コリコリしてておいしく、ポルトガルのスナックの定番。ごはんとポテトがついて2.80euros、これがポルトだ。

Tuesday, October 27, 2009

書類の山

日本に一時帰国を考えているので、一応仕事なりナンナリをチョコチョコさがす。いがいと出せるものがまだあるなぁ、とかチェックしてたら書くべき書類の山。うぁー。

今日から新作のリハは一人ダンサーのお手伝いさんに来てもらう。やっぱ一人で振付つくるのは無理。
この二週間うなってたのがうそみたいに(だから振付の中身はかなり煮込まれているのだけど)最初の方はパッパカパッパカ決まる。
山のような書類の一つに「領域横断的な作品を発表」と書いたけど、なんていうか「ナントモイイガタイ」というのが僕の作品の特徴だと思う。
ダンス、ダンスというわけでもないし、テキストを使うからって演劇でもないし、パフォーマンス・アートほど確信的にコンセプチュアルなことを前にだすわけでもない。さぁポルトガルのお客さんはこんな作品をどう受け取るのだろう。

ともあれ明日明後日で50%ぐらい完成してないと日程的にまずいので、結構駆け込み。
金曜からはバイトとワークショップでリスボン、でも日曜日は友達の誕生日パーティーがある :D

Sunday, October 25, 2009

TVは大変だなぁ

ガッツリ仕事させられて、その後電車にとびのってポルトへ。
疲れたままムリヤリちょっと新作の会場でリハをして今日はグッタリ。

思ってた通りTVのプロダクションって大変。
初日のリハが終わったのは25時で、そのあとスタッフが日本人関係者を順番にホテル、家へ送り、僕が友人の家についたのは27時。で、翌8時半集合でシューティング…。

スタッフの多さがやっぱり劇場プロダクションの比じゃない。
みんな一言でいうと「職人さん」という雰囲気。
ダイレクター、カメラ、大道具、司会者、またシューティングの際の一般観覧者の仕切り役(カメラがまわってない間ずーっと踊ったりしてテンションを落とさない)などもすごいけど、この後あの大量のカメラ映像を編集していく人もスゴイ…。

帰りしな若いスタッフに「テレビの人はポルトガル人とは思えないほど働くねー」といったら「この業界はガンガン働かないと仕事もらえない」といわれる。なるほどなー。

* * * *

ふだんは二日メールを読まなくてもたいしたことないのに、こんなときに限って急ぎのメールが二つも入ってて、一件はガンガン電話もかけてきてて、大変申し訳ない。

そして今日もポルトは雨。

Tuesday, October 20, 2009

しごと

光の速さでおくった履歴書に対してやっぱり光の速さで連絡がきてバイトが決まる。
(情報を得たその夜のうちに送って翌朝電話がなった。)
簡単にいうとテレビのはじのはじのはじぐらいの仕事で、つまり拘束時間と待機時間がそうとう長いことが考えられる。
とはいえ、ちょうど少し収入があれば助かるなーと思っていたのでナンデモここはやっておかないと。
あとポルトガルのテレビの現場がどんなかちょっと興味がある。
で、いつかというと明日の夜リスボンいきの電車に飛び乗り、おそらく土曜日の朝かえってくると。うーん速い速い。
普段石のように腰が重たいinstitutionなんかとやりとりしていると、こういう爽快感は結構気持ちいい。

(今年は何度このポルト-リスボン間のバス・電車に乗ったか…。京都と実家の横浜まで8時間の高速バスによくのっていたので始めのころは3時間程度など何でもなかったが、こう毎月のように乗ってるとさすがにしんどくなってくる。仕事で交通費いちいち請求するのも大変だし、それでみんな結局リスボンへうつっていくのだな…。でもリスボンだと、ちょこちょこカフェにお茶しにいったりなんてなかなか出来ない。)

先日九月の仕事の給与も入り、これでなんとか今年はギリギリやっていけそう。
個人アーティスト一年目としてはかなりよく出来た方ではないのだろうか。

Monday, October 19, 2009

建築家

大分風邪もよくなってきたし、気持ちも仕事にむかってきた。
不安はいっぱいだけど、一歩一歩すすむしかない。

昨日となりの部屋の建築家にポルトガルではどう建築家になるのかという話をきいた。
なんと大学を出たあと一年間無給のインターンシップが義務づけられているそうだ(今後二年間になるらしい。)。
しかもそのインターンシップで必要な技能を得たかどうかを現役の建築家に署名してもらわねばならず、作品を気に入ってもらえる建築家にインターシップの間にみつけられなければ、なんとその後は仕事のみつけようがないという。
いっけんして厳しすぎるようでもあるが、例えば親戚や知り合いに現役の建築家がいれば、そのサインでもいいわけで、うーん。

ポルトガルは西側ヨーロッパとはいえ、74年の革命からそれほど日がたっておらず、こうした細かいところで精度的なほころびがあったりする。
ちなみに社会民主主義政党が第一党で、社会主義といえば北朝鮮のようなイメージをもちがちな日本人にしてみればなかなか驚くところである。(社会民主主義は現実路線をとる社会主義で、ヨーロッパでは一定の支持がある。)
先日読んだPersepolisのなかでもイランの革命における共産主義者たちの存在がしばしば描かれている。

Sunday, October 18, 2009

履歴書は光速で送る

風邪をひいたりもともとスランプだったりで創作はなかなかしんどいのだが、突然きたlanguage exchangeのリクエストに答えてたら仕事になりそうな案件をバッタリ紹介してもらえ、光の速さでcvと写真を送る。
なんかこういうところは、チャッカリしてきたなー。まぁでもこういうのは送って仕事になる確率1%あればいい方だけど。

へー



José Mário Branco (n. Porto, 25 de Maio de 1942) é um músico e compositor, ou cantautor, português.
Filho de professores primários, cresceu no Porto e frequentou o curso de História, na Faculdade de Letras da Universidade de Coimbra, que não concluiu. Expoente da música de intervenção portuguesa, iniciou a sua carreira durante o Estado Novo, tendo sido perseguído e exilado na França, entre 1963 e 1974. Com ele trabalharam José Afonso, Sérgio Godinho, Luís Represas, Fausto e Camané, entre outros, com os quais participou em concertos ou em álbuns editados como cantautor e/ou como responsável pelos arranjos musicais. Igualmente compôs e cantou para o teatro, o cinema e a televisão. Em 1974 fundou o GAC - Grupo de Acção Cultural com o qual gravou dois álbuns.

Thursday, October 15, 2009

平和な家

引っ越して二日目。
今回は一階の通り沿いの部屋で、初日はやっぱり近隣のノイズが気になってなかなか寝付けなかったけど、さすがにもう慣れた。
以前がPraça da Batalhaで、市街中心の中心、すさまじく便利だったから、不便になるかと不安だったけど、このCampo 24 Agostも実は市街まですぐ。5分も歩けばR. St. Catarinaへ出れる。

周りはお店やカフェがいっぱいで、夜は道に売春婦までたっている(ポルトでは売春婦をよく見る。)。初日にルームメイトに「何でもあるよ、このへんは。」といわれたので「朝から晩まで困らないね」とふざける。

防犯上はアレだけど、窓をあけると家の前の並木道からの木漏れ日が部屋にそそぐ。平和だ。

Tuesday, October 13, 2009

Mudança

住環境の問題があり、ずっと引っ越したかったのだけど、家賃があまりにも安くしばらく我慢していた。
とはいえ、新作の制作もあり、色々集中せねばらなず、どこか部屋がないものかと友達にメールをしたら即返事が帰ってくる。
場所もいいし、家賃も前よりあがるとはいえ、それでも極めて安く、広く、庭、地下室(広い)、なんとインターネットまでついているので、トントン拍子に話を決め、今日引っ越し。

三人の建築家と一人の映像作家、なんと全員男性というややマッチョな共同生活。
でも以前居候していたポルトの家も5,6人でシェアしていたので逆に古巣に戻ったようでほっとする。

Friday, October 09, 2009

ワークショップと公演

僕はどちらかというと悲観主義的で、ものごとを悪い方向、悪い方向に捉えるくせがある。
それをある程度でおさえるために、どこかでポカッと何もしない休みの時間が必要になったりする。
自分なりにこれまでの活動に満足しているかといわれれば、色々思うところがあるのだけど、友達なんかは「でもなんか随分あれやこれややってるじゃない」と言ってくれる。そうなのだろうな。

さて、今月末の土日はリスボンにてワークショップ。すでに何名かが申し込みをしてくださったそうで、ありがたや、ありがたや。
簡単な参加者のプロフィールをプロデューサーにおくってもらったが、今回はプロフェッショナル・ダンサーが中心になりそう。初心者が多かったこれまでのワークショップとは違って、脱構築的なアプローチをとることも考えておかないと。
しかもトータル10時間ぐらいで、かつ修作公演もあるのだから、密度は相当濃くなりそう。

11月ポルトでの公演+インスタレーションのためにfozまで石を拾いに友人の車で。ゴミ袋に大量に石を入れて持ち帰る。
なんでもないようだが、こういう素材が近場でタダで手に入るというのは、日本の都会育ちの僕からしてみたら驚きである。
会場のContagiarteまで運んだら、「何?ビーチから石をもってきた?あ、あそこにサーフボードがあるから一緒においとこう。」とおじさんにからかわれる。ウン。
しばらく身体をうごかしていなかったので、今週末まで家で肩ならしをして、月曜日から本格的にリハに入る予定。プロデューサーからは「早く作品をみせろ」とせかされるが、こういうところが「一人でつくっていないんだな」とホッとさせられる。

Tuesday, October 06, 2009

Workshop "Open Your Body to All The Possibilities" + final presentation


Photo: Bartłomiej Bielecki

Aqui, neste momento, o quê e como vemos, ouvimos, cheiramos, tocamos, sentimos, pensamos, o que evocamos…?

É desnecessário referir que o corpo tem um sistema automático, que certamente influencia os nossos sentidos e a nossa cognição: muitas vezes não vemos o que estamos a ver. Por exemplo, é normal não pensar que o nosso coração bate a não ser que tenha um problema, sendo que a nossa perspectiva cria, normalmente, uma certa atenção que a “exclui” para fora do seu foco.

Este workshop de improvisação guiará os participantes na consciência da invisibilidade da nossa percepção. Mesmo antes de criar qualquer coisa de novo, posicionamo-nos sempre diante de inúmeras possibilidades. Por outras palavras, o workshop irá concentrar-se no “antes do movimento”, para que assim, possamos movimentar-nos livremente.

Especificamente em espaços públicos, estações do metro, praças, onde será feita a apresentação final do workshop, serão sítios onde sempre podemos descobrir muito desta “invisibilidade”.

Quem aprecia a arquitectura e a paisagem? Quem pensa na atmosfera desta plataforma? Quem vê as questões sociais dos aglomerados de pessoas que ali estão ou passam? A Arte pode estar lá presente.


Sample Videos of his Improvisation
http://hajifuji.ciao.jp/works_html/ff.html




Hajime Fujita
Hajime Fujita é choreógrafo e bailarino. Nasceu em 1982, em Yokohama no Japão.

As suas peças foram apresentadas no Centro Cultural de Belém(2009), Centro Cultural Malaposta(2009), Mandala Performance Festival(Wroclaw-Polónia/2009), SKITe/Sweet and Tender no Porto(2008), Festa da Dança(Lisboa/2008), Festival Ananil(2008/2007), Maus Hábitos(2008, 2007, 2006) entre outros, em Portugal, Japan, France and Spain.

Estudou na University of Art and Design for Performing Arts, em Kyoto entre 2001-2005. Participou no PEPCC do Forum Dança in 2008. Participou em projectos internationais de danceWEB(Viena, 2006), Pointe to Point(Varsóvia, 2006) and SKITe/Sweet and Tender(Reims, 2007/Porto, 2008). Foi nomeado para o programa Rolex Mentor e Protege Arts Initiative (Genebra) em 2008.

http://hajimefujita.com


Condições e datas do Workshop:
Sábado, 31 de Outubro
das 17h às 20h
e Domingo 1 de Novembro
das 10h às 18h
- às 18h Finaliza com a performance (em local público a definir com o criador) de entre 15 a 20 minutos.


Preço:
Para Guerreiros da Dança e outros alunos do Estúdio Mandinga 7a posição - 30€
Para alunos externos - 40€


Local: Estúdio Mandinga 7a Posição
R. de Sto António à Glória, 38 (metro Restauradores)


Inscrições e informações: dancaparapeles@gmail.com
919122371 / 931783435 / 966189406
http://www.artbetyou.blogspot.com

Friday, October 02, 2009

休暇、に近いもの

両親がポルトガルに休暇でやってきているので便乗してコインブラへ来ている。
古い街、こんな言い方はあれだが、ポルトガルっぽくない街。

仕事を完全に休みたくても、国内旅行をしている限り、なかなか逃げることはできない。
今日はうりこみにいき、帰ってきたら11月の公演のプロデューサーからチラシの文章の催促。失念していた。
これを翌日の朝までにしあげなければならない。ううむ。

コインブラの主にコンサートなどをプロモートするCultural associationは丘の上の上の上の方にあり、道を何度も何度も聞いてたどり着けばまるで普通の住宅である。おそるおそるベルを鳴らすと、若い男性がでてきて、「あ、そのことは姉がやっているので、ちょっと待って下さい」といわれる。五分ほどしてその人がくれば、オフィスがないのでそこを郵便うけのための住所にしているという。ナルホド。

持ち込みをしたワークショップがトントン拍子に話がすすみ、今月末にリスボンでおこなうことになった。なにごともとりあえず言ってみるものだ。はてコテコテのダンサー達がくることが考えられるワークショップで何をつたえられるだろう?