Sunday, April 26, 2009

Mandala Festival

Poland、Worclaw(まだ発音できない)、dontdiemyfriendtommyの上演終わる。
よく分からずにきたが、これはダンスではなく、パフォーマンス・フェスティバルであった。
そのプログラムの冒頭にRoselee Goldbergの言葉が引用されているのだから、もう直球。
こういったマーケットがあることをまるで知らず、特にあるドイツ人とのアーティストとの出会いは、今後自分がやっていきたい方向性に少なからず示唆を与えてくれた。

で、作品dontdiemyfriendtommy。
やはり冒頭小便をする場面はこちらの観客にとってはまだまだ刺激が強かったそう。
終わった後のカンファレンスでも、どうしてもそこに質問が及んだので、リアリティ(アクチュアリティといえば良かった…)と結びつけるために、小便のマテリアリティが必要だと説明しておく。
あとは、観客の一人がとうとうと、「私はロンドンに二年すんでいて、当地の社会制度にもくわしいが、イギリスの福祉政策は極めて厚く、のぞまなければホームレスになれないほどだ、あなたはその事情を知っていたのか?」などと作品にあてられた(もちろんそのプロセス自体はありがたいのだけど)、ポイントレスな発言に少々つきあわされる。
僕はいつもボヤボヤ発言する(発言にゆらぎを持たせながら空間に意味を探っていく)のがくせだから、こういうときなかなか困るが、件のドイツ人アーティストがきれいに言いたいことを変わってびしっと喋ってくれたので助かる。「アーティストは政治家ではないのです。」

Tuesday, April 21, 2009

ようやく春らしくなる

昨日からようやくポルトも春らしく暖かくなる。
今日も天気がよく、衣装を買いにぼんやり歩いていたら、何年も使っていた綿のマフラーをどこかで落としてしまう。しまった。

しかしポルトの道は色々とお店があり、こんな日はついフラフラしてしまうものだ。
家具や工具やドアノブや寝具のボロボロの建物につらなった店々のショーウインドウを眺めたり、中をのぞいておじさんたちがたむろしているのをみるとなんだか楽しい。

今週末はポーランドのフェスで、もちろん有り難く楽しみでもあるのだが、やっぱりこの街を離れるのはあまり好かない。
二年ほども放浪をつづけ、やはり一番のストレスは言葉が分からないこと。ここなら片言とはいえポルトガル語で誰とでもコミュニケーションがとれるし、カフェにいったって周りの人が何を喋っているかだいたい分かるから、気をもむこともない。

ポーランド語で分かるのはありがとう(ジンクイア)だけ。思えば2006年以来である。

しかしながら、先日友人とアイリッシュ・パブ(!!)にコーヒーをのみにいったとき、ポルトガルではまだまだマシズムが強いのだととうとうと語られた。女性の一人暮らしが珍しくない日本の話をすると、うらやましそうな目をされた。彼女は三匹の猫と暮らしているそう。