Sunday, April 27, 2008

産経: やはり中国は中国 モスクワで甦った7年前の「悪夢」

やはり中国は中国 モスクワで甦った7年前の「悪夢」

 08年夏季五輪の開催地に北京が選出されたのは2001年7月13日、モスクワの世界貿易センターで開かれた国際オリンピック委員会(IOC)総会でのことだった。当時、モスクワ特派員としてこの模様を取材したが、中国から送り込まれていた多くの政府や五輪招致の関係者、報道陣らは歓声を挙げて小躍りしていた。
 当時から、北京五輪への課題として人権問題が指摘されていた。IOCのカラード事務総長(当時)も「7年後の開催までに改善されることを切に望んでいる」と語っていた。香港から来たジャーナリストにこのことをただすと、「日本の負け惜しみだ」と逆ねじを食らわされたが、欧米や日本など自由と民主主義という価値観を共有する国々の多くが、IOCの見切り発車的決定を憂えていたのは事実だ。

---引用ここまで

別のニュースでIOCの会長が「ヨーロッパ諸国も植民地政策を行いながらオリンピックをおこなってきたではないか」と発言したそうだが、これははっきりいって言語道断である。大切なことは、今現在苦しんでいる人々がいて、その状況を好転するべくその術をさがすことであって、中国がいいとか悪いとか、そういう話をする段階ではない。この手の子供じみた論理軸のすり替えを会長自身がするのを聞いていると、オリンピックというものがずいぶんいいかげんなものなのだなと、印象を持たざるおえない。

Wednesday, April 23, 2008

内田樹の研究室: ダライ・ラマ畏るべし

内田樹の研究室: ダライ・ラマ畏るべし

私たちがその名と事績を熟知し、そのメッセージを繰り返し耳にする機会のある中国少数民族指導者はダライ・ラマ14世ひとりである。
ダライ・ラマ14世は、毛沢東、周恩来以来すべての中国指導者と五分で渡り合い、いまだに中国の「対抗者」のポジションにいる世界でただ一人の政治家である。
スターリンもフルシチョフもケネディもニクソンもネルーも蒋介石もスカルノもみんな死んだ。リー・クアン・ユーもマハティールも李登輝も現役を引退している。
その中にあって、ダライ・ラマ14世だけがただ一人現役の「中国のカウンターパート」として、つねに世界のメディアの注目を集めている。
繰り返すが、これはきわめて例外的なことである。
私たちはなんとなくダライ・ラマ14世というのを穏和で平和主義的な宗教家だと思っているけれど、この人は現存する政治家の中で「最長不倒距離」を誇るスーパーマンなのである。

Improvement of my Web Site

Slightly improving my web site.

Now I just added the pages about my dance pieces.
This could be very useful to watch all the videos uploaded on the internet.

Wednesday, April 16, 2008

CoffeeGeek.com: Coffee: Portugal's Other National Drink

CoffeeGeek.com: Coffee: Portugal's Other National Drink


What can you expect in a Portuguese coffee shop?

In Portugal most people don’t have an espresso machine in their house. If you’re entertaining friends you offer them Port wine. If they want a coffee, you invite your guests to go with you to your neighbourhood pastry shop/ coffee shop/ bakery, where coffee is affordable and the atmosphere is relaxing. What can you expect when you get to the coffee shop?

When you enter, the first thing to catch your eye will be a large cabinet containing a coffee grinder and an espresso machine that can make anywhere from four to eight cups of coffee at the same time. Here are the different types of coffee you can order in a Portuguese bar or restaurant:

+Bica: Espresso shot
+Café Pingado: A dripped coffee, served in a beaker with a bit of hot water.
+Café Longo: Similar to a Café Pingado, but taller.
+Galão:A Café Longo with the ratio of 1:3 milk in it. It can be foamed and/or steamed.
+Garoto: Garoto also means "kid" and this drink is mostly milk and a favourite for children. It is made like a Galao but the coffee has been run through twice on the espresso machine and is weaker.

Festa da Dança、ようやく場所きまる

Festa da Dança、セレクトしてくれたのはありがたいのだが、突然事前連絡なしに上演場所/方法を変えるとオーガニゼーション側がいってきて、まいった。チャンスではあるし、友達にも言われて思いとどまったが、何しろ怒ってもしょうがないので、頑張ってなぜ作品にとってプロポーズしていた形式(インスタレーション)が必然であるのか、とうとうと書いてe-mailで送る。翌日さっそく電話がきて、こちらの要望通りの場所に。ホッ。いつでもそうだが、基本的にヨーロッパでは何もしゃべらないと何も考えてないと思われて、相手にされない。かといって、(どこでも同じだけれど)コミュニケーションにおける気遣いももちろん欠いてはならない。この辺のバランスがすごく難しい…。

Anyway. I am going to show the following pieces:
"dontdiemyfriendtommy" (installation) - 3rd Maio 2008 in Alkantara
"f/f" (improvisation dance) - 4th Maio 2008 in the public place (detail to be confirmed.)

Friday, April 11, 2008

Performance on 3/4 May in Lisboa, in Festa da Dança

I would represent my two pieces (f/f and dontdiemyfriendtommy) in 3rd and 4th May in Lisbon, in Festa da Dança.
More details to be confirmed.

Thursday, April 10, 2008

REUTERS: Ice cream stick ship's Atlantic bid

REUTERS: Ice cream stick ship's Atlantic bid



A Viking ship made from ice-cream sticks set sail for England from the Netherlands on Tuesday.

The 15-metre (50-foot) long ship, named after the Norse god Thor, is made from 15 million recycled ice-cream sticks glued together by U.S.-born stuntman Robert McDonald, his son and more than 5,000 children.

"If you can dream it you can do it ... I want to teach children that anything is possible," McDonald said.

Badly injured as a child in a gas explosion that killed the rest of his family, he has loaded his ship with cuddly toys and plans to reach London and visit children in hospitals.

Monday, April 07, 2008

IHT: Torch draws protest fury in London's Olympic run

IHT: Torch draws protest fury in London's Olympic run



In a fresh bid by protesters to use the Beijing Summer Olympics as an opportunity to highlight China's human rights record, thousands of demonstrators crowded into the streets of central London on Sunday and turned the Olympic torch relay into a series of angry scuffles and melees. The police said that at least 30 people had been arrested.

Friday, April 04, 2008

日経BP: チベット騒乱から北京五輪まで 日中ジャーナリストが徹底討論

日経BP: チベット騒乱から北京五輪まで 日中ジャーナリストが徹底討論

ところがここで、日本側のあるメディアのジャーナリストから意外な報告があった。
餃子事件の発生後、天洋食品などにこのメディアは50人の記者を派遣して徹底取材をしたのだがなかなか実態がつかめなかった。だが、彼らはその取材過程の中で、日中の捜査当局にも接触していた。そこで、中国側の28日の捜査当局の発表は突然ではないということがわかったという。捜査協力といいながら、実は日本側の捜査当局は中国側の捜査当局とずっと対立していたというのだ。
例えば、中国が日本側に対して、捜査のために事件を起こした餃子の1つを貸してほしいと依頼されたが、日本側は断った。日本は、農薬が混入したのは中国だと決め付け、その混入経緯を捜査しようとしており、一方、中国側も混入したのは日本だという前提で、その結論ありきでプロセスのみを捜査しようとしていた。
2月28日の中国側の発表の前から、日中間は話し合いではなく激しく対立しており、もの別れ状態だったのだ。従って、これは必ずしも中国が唐突的に反日的な発表をしたわけではないのだという。
確かに、仲たがいでもしなければ、それまで詰めて話し合ってきたものを突然壊して、中国側が独断で発表を行うはずがない。しかし、日中の捜査当局の間で対立していたことは、取材で明らかになっていたわけだが、日本の新聞などではあまり大きく取り上げられなかったのだ。

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この議論の中で最も対立したのが、やはり報道に対する価値観の違いだ。
中国側は、究極の報道の目的は「国益のためになる報道をすることだ」と主張している。これに対して、日本側は、「国益と国民の利益は全く違う」という考え方だ。
第2次世界大戦の時、日本政府は「国益のためになる」と言って、満州事変、日中戦争、太平洋戦を行った。それによって国民はものすごく大きな被害を受け、犠牲になった。これを体験しているので、日本人は国益と国家というものに対して非常にナーバスになっている。「報道の目的が国益なんてとんでもない。報道は国益になろうがなるまいが事実を報道するものだ」と、日本側は主張した。
これに対して中国側は、「中国は戦後独立したわけで、中国の人々はみな、国益=国民益だと非常に素直に考えている。日本と違って国益に対する疑惑や疑問、不信感はないのだ」と述べた。そこはある意味そうなのかもしれない。
日本側は「それは違う。あの文化大革命は何だったのか」と返した。
中国政府は国益のためと言って、数多くの中国人が犠牲になった。西側諸国が報じている情報によると、死者の数は3000万とも7000万とも言われている。これは国民益といえるのか。政府は国益だと思ったかもしれないが、国民はひどく迷惑したはずだ。

-----引用ここまで

中国の問題は非常に複雑で、先日のIHTの記事でもよく分かったけども、政治的のみならず思想的なアプローチも忘れてはならない。彼らの「正義」と西側の「正義」は同義ではなく、いずれも「正義」に基づいて行動しているという点では同義である。(言うまでもなくそれは、チベット問題、あるいは天安門事件における人道的問題を忘れていいという話ではない。大切なことは、現状をよい方向に向かわせるにあたって、他者たる中国人への積極的向かい合いなくして絶対に実現は難しいということも事実であるというところだ。戦争がおこるときは、いつも同じ…。旧ナチスドイツにとって反ユダヤが「正義」であったという事実は、決して見逃してはならないし、そうでなくてイスラエル-パレスチナの問題は理解しようがない。)