Saturday, December 09, 2006

but then? we have to go...

TQ, Open Lab "Only Words" by Martine Pisani(France)
with André Guedes(Portugal), Michikazu Matsune(Japan/Austria), Martin Nachbar(D?), Martine Pisani(France), Oleg Soulimenko(Russia/Austria), Gerhild Steinbuch(Austria)

テーブル上に裏返しにされた紙片が数枚ある。一枚とり、そこにかかれたタイトルの「作品」を説明する。あたかもそれぞれのアーティストが過去にやったように言うけれども、どれも架空の作品。
自分のアートワークに対する疑問を一行書き、2分間沈黙する。そしてさらに思いついた自分への質問を書いていく。それを繰り返していく。
こうした、「言葉」を用いた様々なリサーチ。9日間やっていたそうで。
言葉が、言語体系や、言葉を発するという行為(生成の瞬間)など、色々なことが絡み付きこういうのはとても興味深い。

最後に見にきた人から質問。"What do you bring back to your production?"と質問されたMartineは、"hmmmm... different ways? or just meeting people... it is difficult to people because everybody so busy.."云々"We can say 'yes' or 'no' easily. But then? We have to go..." ここで「何が」見つかったかを問いかける観客に対して、そうした明瞭性を求める行為に対して逆に問いかける。いや僕もMartineの考え方にすんなり賛同する。

こういうリサーチをさせるTQは本当に希有な施設であると思う。これだけの規模でこんなことをさせている場所が日本にあるだろうか?いやヨーロッパにだって珍しいだろうと思う。

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