Saturday, October 21, 2006

あとそれから

昨日Kaaitheaterの方で、"Nightshade"というプログラムも見た(チケットが買えなくて、2時間も前から劇場の前で待って)。Ghentという街の"Victoria Theater Company"のプロジェクトで、8人の有名な振付家に、「ストリップ」をテーマに作品を作ってもらうという企画。Vera Monteroのピース初見。funny、でもこれってピナがやってたイメージそのまま(女性が体中に風船を付けて笑ったり話したりしながら割っていったりする)じゃない?パロディーもコンセプトに入ってるのかしら?あとCaerina Sagnaという振付家の作品が印象に残った。指揮者が突然立ち上がって客席に歩いていき、吟味するように立ち止まってから、一人の女性を舞台へ招き入れる。そして何か耳元に吹き込む。「素人?仕込み?」なんか曖昧なまま彼女は舞台に在って、しかもその前はかなりコテコテのストリップだったから、彼女が脱ぐのかしら?よくわからない。舞台上をドギマギしているうちに、轟音の様な音楽がなり始め、まるで何かを強制されている様な雰囲気で、彼女が困惑した表情を始める。突然幕が彼女の両脇から迫ってくる。さらに頭上からも。大きな悲鳴を上げて倒れ込む。そのあとは、下半身だけが客席に見えている状態で、普通に脱ぎだして、この時点で仕込みと分かる。何かこう言う、微妙な感覚って、寺山修司っぽいというか、でもこれだけ丁寧に作り込まれてると、興味深い時間だった。

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