Thursday, February 21, 2008

3週間がたちました

3週間がたった。
ポルトガル。あたたかい国。

学生の頃、京都で、よくいく定食屋があった。
叡電、元田中のそば、恵文社のはすむかいに、王将の元田中店があった。
とにかく安くて、バイトで給料が入った後など、おなかいっぱいになりたいとき友達と誘っていった。
汚くて、かざりけも何もないけど、いつも若い学生であふれていて、おかみさんがよく店のなかにドカッと座っていた。
色気も何もない、でも何の気取りもない、あたたかな場だった。

引っ越して、1,2年してたずねたら、店はつぶれてこぎれいな花屋になっていた。

ポルトガルのパステレイラやカフェに入ると、あの店のことを思い出す。
ずっと変わっていないのだろう、素朴なパンと料理の数々。
溢れる人々の会話。あたたかなお店のお父さんやお母さん、お兄さんお姉さんの笑顔。

道を歩いていたり、メトロに乗っていると、いろんな人に声をかけられる。
相手が東洋人であることなんて気にせず、屈託なくしゃべり始めるポルトガル人には圧倒させられる。
ポルトガル語がまだまだな僕は、ニヤニヤするしかないのだけど。

思えばまだ僕が小学生や中学生のころは、道で人に話しかけるのをためらうなんてあまりなかった。
道に迷えば、誰かに聞けば、なんとか家に帰り着けた。
東京で、駆け足で抜けていく人の海に飲まれていると、言葉が詰まって何も言えなくなる。
街から何か大事なものがストンと抜け落ちてしまったのか、僕にとって日本はいつのまにか居心地が悪くなってしまった。

ポルトガル、このイベリア半島のはじっこ、大きな深呼吸。

No comments: