Monday, December 18, 2006

高木正勝さんのAir's Noteをぼんやりきく

一年が終わろうとする時って、いつも色んな不安に駆られる。いったい一年で何が出来たのか、絶対に満足なんて出来なくて、来年はもっともっと頑張らねばって思うんだけど、結局ダラけがちな自分もいて、(無理しすぎると逆に鬱っぽくなるし)葛藤する。
学校から帰ってきて"Air's Note"を聴く。ぼんやりする。たしか3年か4年前に高木さんの音楽を東京で初めて聴いた時(ライヴではなくて、ただレコードがかかっていた)、すーっと肩の力が抜けるような感じがした。それまではとにかく作品を作らなくちゃーとか焦っていて、自分が本当に現したいことがどういうものなのか、ちゃんと探ることもないままただ突っ走っていた。それが、高木さんの音楽を聴いて、ああこういうことがやりたかったんだ、と取り戻して、どうしたらそこに近づけるか、格闘しながら「これが私の優しさです」をつくった。
もし彼の音楽に出会っていなかったら、もっとどうしようもない作品を作り続けていたかもしれない。
ぼんやり。

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