遠く離れて祖国を思う。
家族を思う。
私にできることは?
結局、最後は私なりに生きることしかないのだと思う。例え、美しくなくとも、立派でなくとも。
Showing posts with label Diary. Show all posts
Showing posts with label Diary. Show all posts
Saturday, April 09, 2011
Tuesday, November 30, 2010
ポルトに暮らす、もう一度
この街にくらしている理由。素晴らしい友人がいるということ。
自分が思っている以上に、人々が暖かいものだと教えてくれること…。
ポルトガルが例え経済危機などという病気を患っても、こればかりは変わらない。
自分が思っている以上に、人々が暖かいものだと教えてくれること…。
ポルトガルが例え経済危機などという病気を患っても、こればかりは変わらない。
Wednesday, October 27, 2010
ポルトに暮らす
あっという間に時がすぎた。
日本での六ヶ月間は正直、大変だった。
生きる意味は、prazer de viver ou alegria de trabalharはなんだと考えさせられた。
日本は、アーティストにとってはなかなかしんどい、正直。残念だけど。
ポルトガルで、与えられた仕事に専念し、奔走し、おかげでもう一年ここにいられることになった。
頑張った。
僕は強い人間でないが、弱いからこそ、何が弱いかをしって、強くなることがどういうことなのか逆に知っている。
そして人はそれを見て僕を応援してくれる。少なくともポルトガルでは。
ポルトに住むということは、ただここで、ポルトガルという歴史を負うということだけではない。
僕自身が、この、ポルトガルで生き、その歴史と社会を負っている人々とまた結びつく責務を負うということでもある。
しかし、それはmy pleasure, completely。
2006年に日本を出て、いったりきたり。これからも、どうなるか。
でも、今ここで、出来ることをやっていくことに、変わりはない。
日本での六ヶ月間は正直、大変だった。
生きる意味は、prazer de viver ou alegria de trabalharはなんだと考えさせられた。
日本は、アーティストにとってはなかなかしんどい、正直。残念だけど。
ポルトガルで、与えられた仕事に専念し、奔走し、おかげでもう一年ここにいられることになった。
頑張った。
僕は強い人間でないが、弱いからこそ、何が弱いかをしって、強くなることがどういうことなのか逆に知っている。
そして人はそれを見て僕を応援してくれる。少なくともポルトガルでは。
ポルトに住むということは、ただここで、ポルトガルという歴史を負うということだけではない。
僕自身が、この、ポルトガルで生き、その歴史と社会を負っている人々とまた結びつく責務を負うということでもある。
しかし、それはmy pleasure, completely。
2006年に日本を出て、いったりきたり。これからも、どうなるか。
でも、今ここで、出来ることをやっていくことに、変わりはない。
Saturday, January 16, 2010
二年ぶりの日本
二年ぶりに日本へ帰っている。
二年という時間は若い僕にとってはアッという間のものであったが、その間に変わった家族や知人の姿を見ると、やはり感じるものがある。
京都の街にそれほど変化を見ることはないが(なにより支えてくれているパートナーのおかげだが)、それでもどこか違和感と、未だ外国にいるような気分がぬぐえない。特に、つかっていなかった日本語が、なんだかぎこちなく、また具体的によくどもる。
知った仲の人なら構わないが、やはり打ち合わせなどでなかなか、大変。まるでリハビリをしているような気分で日々をすごす。
二年という時間は若い僕にとってはアッという間のものであったが、その間に変わった家族や知人の姿を見ると、やはり感じるものがある。
京都の街にそれほど変化を見ることはないが(なにより支えてくれているパートナーのおかげだが)、それでもどこか違和感と、未だ外国にいるような気分がぬぐえない。特に、つかっていなかった日本語が、なんだかぎこちなく、また具体的によくどもる。
知った仲の人なら構わないが、やはり打ち合わせなどでなかなか、大変。まるでリハビリをしているような気分で日々をすごす。
Thursday, November 26, 2009
なんだかまだまだ全然忙しい?
コーディネイション(というかオーガニゼーション)をしているコンサートが先週リスボンで、また今週ポルトであり、スタッフとのやりとりからチラシ貼りまでともあれなんでもかんでも出来ることに奔走。
一昨日ついに長かったリスボンでのテレビの仕事が終わり、昨晩は打ち上げだったが、そんなこともあって最初顔を出した後、夜行バスに飛び乗ってポルトへ帰ってくる。忙しくて忙しくて、結局公演が終わった後も全然ばたばたしている。
その分ある程度お金が入っているので不満はないけど、やっぱりクリスマスくらいはのんびりしたいけども…。
今、出来ることを正面から向き合っていけば、きっと結果は絶対ついてくるだろうから、ここで歩をとめることはできない。
前へ、前へ、もっと学ぶことがまだまだある。
バイト先。今週の日曜から2,3ヶ月間はポルトガルのブラウン管にうつっている。
一昨日ついに長かったリスボンでのテレビの仕事が終わり、昨晩は打ち上げだったが、そんなこともあって最初顔を出した後、夜行バスに飛び乗ってポルトへ帰ってくる。忙しくて忙しくて、結局公演が終わった後も全然ばたばたしている。
その分ある程度お金が入っているので不満はないけど、やっぱりクリスマスくらいはのんびりしたいけども…。
今、出来ることを正面から向き合っていけば、きっと結果は絶対ついてくるだろうから、ここで歩をとめることはできない。
前へ、前へ、もっと学ぶことがまだまだある。
バイト先。今週の日曜から2,3ヶ月間はポルトガルのブラウン管にうつっている。
Wednesday, November 11, 2009
わー明日はpremierだ。
もう疲れてて、「わー」という感じ。
衣装はなんだかんだとトッカトッカと決まった。一応明日もう少し見るけど。
プレミアの前って本当に、何が起こるか分からないということを含めて、不安。
今回はお客さんをいじる場面が多いので特にどうなるか…うまくエンターテイナーな自分を出せるといいんだけど。
しかしアシスタントの発音指導は本当に助かる…。やっぱり一度ネイティヴの国で訓練した方がいいのかしら。
昨日もそんな感じで、疲れてよく文章を読まずにリスボンだと思っていたあるポルトガル人アーティストのオーディションに応募したら、実はブリュッセルで「いやもう君のことは知っているし興味はあるけど、わざわざブリュッセルまでこなくてもいいよ。またそのうち一緒に仕事をできるだろうから。」とアーティスト本人からメールをもらう。ダメだ。
衣装はなんだかんだとトッカトッカと決まった。一応明日もう少し見るけど。
プレミアの前って本当に、何が起こるか分からないということを含めて、不安。
今回はお客さんをいじる場面が多いので特にどうなるか…うまくエンターテイナーな自分を出せるといいんだけど。
しかしアシスタントの発音指導は本当に助かる…。やっぱり一度ネイティヴの国で訓練した方がいいのかしら。
昨日もそんな感じで、疲れてよく文章を読まずにリスボンだと思っていたあるポルトガル人アーティストのオーディションに応募したら、実はブリュッセルで「いやもう君のことは知っているし興味はあるけど、わざわざブリュッセルまでこなくてもいいよ。またそのうち一緒に仕事をできるだろうから。」とアーティスト本人からメールをもらう。ダメだ。
Monday, November 09, 2009
不安だ
やっぱり新作の発表前は不安だ。ドキドキする。お客さんがどんな反応をするのか予想がつかない。
クリエイションは大詰めで(もう出来ているべきなんだけど…)、先日プロデューサーから「いいんだけど、今一つこう、力強い何かがないよね」と自分も思っていたことをグサリといわれ、今日思い切って、ドカッと強いものを入れてみようと決める。
どうなるかな。
こういう40分とか尺のある作品って、逆にどうまとめるか難しい。
20分ぐらいの作品だと、一つのアイディアを中心にピシッとまとめやすく、観客にも分かりやすい(だからそういう作品が値段の関係もあってマーケットでよくまわる)。
だけどある程度の長さで、大きな角度を持ち、異なった課題を伴った作品も、それは別に意義があると思う。
しかし今回はテキスト(英語)が多いので、それも結構大変だ。
幸いアシスタントがイギリス留学があり、発音をちょこちょこ助けてくれる。
「thenはzenと違うのよ。」といわれても、日本人にはやっぱりなかなかわからんです。
インスタレーションの音をお願いしているサウンド・アーティストもギリギリ間に合いそう。
というか彼にあっていなかったら今もっと地獄だったろうな…。
振付、演出、出演、映像、インスタレーション…やっぱ一人でやるのは限界がある;)
映像はついにモノができ上がってきたのでホッと安心。初日に完成すればいいが、そうでなくともまぁ形は整えられるだろう。
それより地味に心配なのがおそらく2000個〜3000個ぐらいあろう石にひたすらスマイルを描いていく作業か…考えないようにしよう…。
クリエイションは大詰めで(もう出来ているべきなんだけど…)、先日プロデューサーから「いいんだけど、今一つこう、力強い何かがないよね」と自分も思っていたことをグサリといわれ、今日思い切って、ドカッと強いものを入れてみようと決める。
どうなるかな。
こういう40分とか尺のある作品って、逆にどうまとめるか難しい。
20分ぐらいの作品だと、一つのアイディアを中心にピシッとまとめやすく、観客にも分かりやすい(だからそういう作品が値段の関係もあってマーケットでよくまわる)。
だけどある程度の長さで、大きな角度を持ち、異なった課題を伴った作品も、それは別に意義があると思う。
しかし今回はテキスト(英語)が多いので、それも結構大変だ。
幸いアシスタントがイギリス留学があり、発音をちょこちょこ助けてくれる。
「thenはzenと違うのよ。」といわれても、日本人にはやっぱりなかなかわからんです。
インスタレーションの音をお願いしているサウンド・アーティストもギリギリ間に合いそう。
というか彼にあっていなかったら今もっと地獄だったろうな…。
振付、演出、出演、映像、インスタレーション…やっぱ一人でやるのは限界がある;)
映像はついにモノができ上がってきたのでホッと安心。初日に完成すればいいが、そうでなくともまぁ形は整えられるだろう。
それより地味に心配なのがおそらく2000個〜3000個ぐらいあろう石にひたすらスマイルを描いていく作業か…考えないようにしよう…。
Saturday, November 07, 2009
新作までもう少し
今日も雨だ。洗濯物がまったく乾かないので着るものがない。勘弁して欲しい。
朝からプロデューサーとスタッフとIKEAで小道具(鏡)を買い、その後ビーチにいって石を拾う。
プロデューサーは疲れているのか、「明日リハを見せてくれるのは17h30だったね。」と4回ぐらい同じことをいう。
その後リハを終えて家に帰ってきたら彼から電話がきて、短く話したらもう一度「明日17h30だったね。」と聞かれる。
オツカレサマ。
リハには振付の手伝いで同い年のダンサーに来てもらっているのだが、インスタレーションで使う映像がまだ何もできてないといったら「え、でもこの予定表に『映像作成』ってかいてあるじゃない?」と目を点にされる。ハハハ。
で、今日ようやくビデオのアイディアが出てきた。ホッ。
ルームメイトの一人が映像作家なので、エフェクトを教えてもらう。やっぱこういう時アーティストと一緒にくらしてると助かる。
今回の新作は色々初めてのことばかりで、例えば:
○フェスティバルに委嘱された作品 - 日本語でいうところの「自主公演」ではない。
○アーティスティック・レジデンシーによるCo-Producerがいる - EU Culture Programmeからも間接的に援助をうけている。
○プロデューサーがいる - プレッシャーはかけてくれるは、今後の再演の可能性なんかも探してくれている。
なのでかかわっている人が多い分考えさせられることは多い。
でもはっきり言えることは、ポルトガルにいたからこれが出来たんだろうな。
さあもう一頑張り。当分は睡眠時間がへりそう。
朝からプロデューサーとスタッフとIKEAで小道具(鏡)を買い、その後ビーチにいって石を拾う。
プロデューサーは疲れているのか、「明日リハを見せてくれるのは17h30だったね。」と4回ぐらい同じことをいう。
その後リハを終えて家に帰ってきたら彼から電話がきて、短く話したらもう一度「明日17h30だったね。」と聞かれる。
オツカレサマ。
リハには振付の手伝いで同い年のダンサーに来てもらっているのだが、インスタレーションで使う映像がまだ何もできてないといったら「え、でもこの予定表に『映像作成』ってかいてあるじゃない?」と目を点にされる。ハハハ。
で、今日ようやくビデオのアイディアが出てきた。ホッ。
ルームメイトの一人が映像作家なので、エフェクトを教えてもらう。やっぱこういう時アーティストと一緒にくらしてると助かる。
今回の新作は色々初めてのことばかりで、例えば:
○フェスティバルに委嘱された作品 - 日本語でいうところの「自主公演」ではない。
○アーティスティック・レジデンシーによるCo-Producerがいる - EU Culture Programmeからも間接的に援助をうけている。
○プロデューサーがいる - プレッシャーはかけてくれるは、今後の再演の可能性なんかも探してくれている。
なのでかかわっている人が多い分考えさせられることは多い。
でもはっきり言えることは、ポルトガルにいたからこれが出来たんだろうな。
さあもう一頑張り。当分は睡眠時間がへりそう。
Thursday, November 05, 2009
冬の雨
ポルトにかえってからすぐその寒さに驚く。そして雨。
ポルトはこの時期が雨期で、洗濯物が三日経っても乾かなかったりする。
ものの一週間で新作の公演だが、振付はともかくインスタレーションのビデオが真っ白だ。
正直今年の六月に無理やりビデオをたくさんをつくらされていらい、ちょっと映像作成に食傷気味。
たぶん例によってギリギリまでかかるか、二日目三日目と変わっていくか…。
ただ一番よくないのは、こういう状況で極端にあわてることで、こういう時こそ時間をとってアイディアが出るのを待たねばならない。
で、その時間をとるために犠牲になるのがプロダクション。
メールやらなんやらの書類かいたりコミュニケーションがずがーっと圧縮される。
むしろそっちが大変。
ポルトはこの時期が雨期で、洗濯物が三日経っても乾かなかったりする。
ものの一週間で新作の公演だが、振付はともかくインスタレーションのビデオが真っ白だ。
正直今年の六月に無理やりビデオをたくさんをつくらされていらい、ちょっと映像作成に食傷気味。
たぶん例によってギリギリまでかかるか、二日目三日目と変わっていくか…。
ただ一番よくないのは、こういう状況で極端にあわてることで、こういう時こそ時間をとってアイディアが出るのを待たねばならない。
で、その時間をとるために犠牲になるのがプロダクション。
メールやらなんやらの書類かいたりコミュニケーションがずがーっと圧縮される。
むしろそっちが大変。
Wednesday, November 04, 2009
今年一番忙しかった五日間
木曜日の夜から今朝までリスボン。
金曜日、火曜日がテレビのバイト、早朝から深夜までまるまる。
土曜、日曜はワークショップをして、月曜はアプリケーションでバタバタバタ。
今年一番忙しい五日間だった。
ワークショップは14人というたくさんの参加者に来てもらって感謝感謝。
ともかく「踊れ踊れ、何をしたっていいんだから」とガンガンあおる。
(もちろん、山ほどコンセプトを説明したり、色々と固有のエクササイズもするのだけど)
即興の基本はまず楽しむことだとやっぱり思う。
テレビの仕事はバイトなのだけど、昨日は現場の空気がちょっと重いので、ついつい「コレハイカン」と一人頑張ってはしゃいでいたら「今日はスゴイよかったよ!」と終わってから褒められた。なんか久しぶりに人から褒められた気がする。
宴会芸みたいのをやってたら「何年Gulbenkianでやってるんだ?」とからかわれる。たまにはね。
さあポルトに帰ったら新作の準備でテンテコマイだ。
金曜日、火曜日がテレビのバイト、早朝から深夜までまるまる。
土曜、日曜はワークショップをして、月曜はアプリケーションでバタバタバタ。
今年一番忙しい五日間だった。
ワークショップは14人というたくさんの参加者に来てもらって感謝感謝。
ともかく「踊れ踊れ、何をしたっていいんだから」とガンガンあおる。
(もちろん、山ほどコンセプトを説明したり、色々と固有のエクササイズもするのだけど)
即興の基本はまず楽しむことだとやっぱり思う。
テレビの仕事はバイトなのだけど、昨日は現場の空気がちょっと重いので、ついつい「コレハイカン」と一人頑張ってはしゃいでいたら「今日はスゴイよかったよ!」と終わってから褒められた。なんか久しぶりに人から褒められた気がする。
宴会芸みたいのをやってたら「何年Gulbenkianでやってるんだ?」とからかわれる。たまにはね。
さあポルトに帰ったら新作の準備でテンテコマイだ。
Wednesday, October 28, 2009
お決まりの
お決まりの「じゃ、明日までに書いてきてね」が出たので今夜は大変。
忙しい時にこそいろんなことが一斉にやってくる。その他ややかしい書類がもう一つ、ややかしいメールももう一つ。
今の仕事をしつつ、その次の仕事も当然探さねばならない。
とりあえず作品の概要は見えてきた。あとは振付と、映像と、空間構成と、ともかく時間をかけて細部をつめていくだけ。
それにしても一人でやることが多い…。「インスタレーションとパフォーマンスを混ぜたような」といったら、いつのまにかインスタレーションも別につくることになっていたという。ヲヲ。
お金を節約しなければと思うのだが、こんだけバタバタしているのでついつい定食屋に入ってしまう。Moelas、久しぶりに食べた。たぶん日本語でいうと砂肝?コリコリしてておいしく、ポルトガルのスナックの定番。ごはんとポテトがついて2.80euros、これがポルトだ。
忙しい時にこそいろんなことが一斉にやってくる。その他ややかしい書類がもう一つ、ややかしいメールももう一つ。
今の仕事をしつつ、その次の仕事も当然探さねばならない。
とりあえず作品の概要は見えてきた。あとは振付と、映像と、空間構成と、ともかく時間をかけて細部をつめていくだけ。
それにしても一人でやることが多い…。「インスタレーションとパフォーマンスを混ぜたような」といったら、いつのまにかインスタレーションも別につくることになっていたという。ヲヲ。
お金を節約しなければと思うのだが、こんだけバタバタしているのでついつい定食屋に入ってしまう。Moelas、久しぶりに食べた。たぶん日本語でいうと砂肝?コリコリしてておいしく、ポルトガルのスナックの定番。ごはんとポテトがついて2.80euros、これがポルトだ。
Tuesday, October 27, 2009
書類の山
日本に一時帰国を考えているので、一応仕事なりナンナリをチョコチョコさがす。いがいと出せるものがまだあるなぁ、とかチェックしてたら書くべき書類の山。うぁー。
今日から新作のリハは一人ダンサーのお手伝いさんに来てもらう。やっぱ一人で振付つくるのは無理。
この二週間うなってたのがうそみたいに(だから振付の中身はかなり煮込まれているのだけど)最初の方はパッパカパッパカ決まる。
山のような書類の一つに「領域横断的な作品を発表」と書いたけど、なんていうか「ナントモイイガタイ」というのが僕の作品の特徴だと思う。
ダンス、ダンスというわけでもないし、テキストを使うからって演劇でもないし、パフォーマンス・アートほど確信的にコンセプチュアルなことを前にだすわけでもない。さぁポルトガルのお客さんはこんな作品をどう受け取るのだろう。
ともあれ明日明後日で50%ぐらい完成してないと日程的にまずいので、結構駆け込み。
金曜からはバイトとワークショップでリスボン、でも日曜日は友達の誕生日パーティーがある :D
今日から新作のリハは一人ダンサーのお手伝いさんに来てもらう。やっぱ一人で振付つくるのは無理。
この二週間うなってたのがうそみたいに(だから振付の中身はかなり煮込まれているのだけど)最初の方はパッパカパッパカ決まる。
山のような書類の一つに「領域横断的な作品を発表」と書いたけど、なんていうか「ナントモイイガタイ」というのが僕の作品の特徴だと思う。
ダンス、ダンスというわけでもないし、テキストを使うからって演劇でもないし、パフォーマンス・アートほど確信的にコンセプチュアルなことを前にだすわけでもない。さぁポルトガルのお客さんはこんな作品をどう受け取るのだろう。
ともあれ明日明後日で50%ぐらい完成してないと日程的にまずいので、結構駆け込み。
金曜からはバイトとワークショップでリスボン、でも日曜日は友達の誕生日パーティーがある :D
Sunday, October 25, 2009
TVは大変だなぁ
ガッツリ仕事させられて、その後電車にとびのってポルトへ。
疲れたままムリヤリちょっと新作の会場でリハをして今日はグッタリ。
思ってた通りTVのプロダクションって大変。
初日のリハが終わったのは25時で、そのあとスタッフが日本人関係者を順番にホテル、家へ送り、僕が友人の家についたのは27時。で、翌8時半集合でシューティング…。
スタッフの多さがやっぱり劇場プロダクションの比じゃない。
みんな一言でいうと「職人さん」という雰囲気。
ダイレクター、カメラ、大道具、司会者、またシューティングの際の一般観覧者の仕切り役(カメラがまわってない間ずーっと踊ったりしてテンションを落とさない)などもすごいけど、この後あの大量のカメラ映像を編集していく人もスゴイ…。
帰りしな若いスタッフに「テレビの人はポルトガル人とは思えないほど働くねー」といったら「この業界はガンガン働かないと仕事もらえない」といわれる。なるほどなー。
* * * *
ふだんは二日メールを読まなくてもたいしたことないのに、こんなときに限って急ぎのメールが二つも入ってて、一件はガンガン電話もかけてきてて、大変申し訳ない。
そして今日もポルトは雨。
疲れたままムリヤリちょっと新作の会場でリハをして今日はグッタリ。
思ってた通りTVのプロダクションって大変。
初日のリハが終わったのは25時で、そのあとスタッフが日本人関係者を順番にホテル、家へ送り、僕が友人の家についたのは27時。で、翌8時半集合でシューティング…。
スタッフの多さがやっぱり劇場プロダクションの比じゃない。
みんな一言でいうと「職人さん」という雰囲気。
ダイレクター、カメラ、大道具、司会者、またシューティングの際の一般観覧者の仕切り役(カメラがまわってない間ずーっと踊ったりしてテンションを落とさない)などもすごいけど、この後あの大量のカメラ映像を編集していく人もスゴイ…。
帰りしな若いスタッフに「テレビの人はポルトガル人とは思えないほど働くねー」といったら「この業界はガンガン働かないと仕事もらえない」といわれる。なるほどなー。
* * * *
ふだんは二日メールを読まなくてもたいしたことないのに、こんなときに限って急ぎのメールが二つも入ってて、一件はガンガン電話もかけてきてて、大変申し訳ない。
そして今日もポルトは雨。
Tuesday, October 20, 2009
しごと
光の速さでおくった履歴書に対してやっぱり光の速さで連絡がきてバイトが決まる。
(情報を得たその夜のうちに送って翌朝電話がなった。)
簡単にいうとテレビのはじのはじのはじぐらいの仕事で、つまり拘束時間と待機時間がそうとう長いことが考えられる。
とはいえ、ちょうど少し収入があれば助かるなーと思っていたのでナンデモここはやっておかないと。
あとポルトガルのテレビの現場がどんなかちょっと興味がある。
で、いつかというと明日の夜リスボンいきの電車に飛び乗り、おそらく土曜日の朝かえってくると。うーん速い速い。
普段石のように腰が重たいinstitutionなんかとやりとりしていると、こういう爽快感は結構気持ちいい。
(今年は何度このポルト-リスボン間のバス・電車に乗ったか…。京都と実家の横浜まで8時間の高速バスによくのっていたので始めのころは3時間程度など何でもなかったが、こう毎月のように乗ってるとさすがにしんどくなってくる。仕事で交通費いちいち請求するのも大変だし、それでみんな結局リスボンへうつっていくのだな…。でもリスボンだと、ちょこちょこカフェにお茶しにいったりなんてなかなか出来ない。)
先日九月の仕事の給与も入り、これでなんとか今年はギリギリやっていけそう。
個人アーティスト一年目としてはかなりよく出来た方ではないのだろうか。
(情報を得たその夜のうちに送って翌朝電話がなった。)
簡単にいうとテレビのはじのはじのはじぐらいの仕事で、つまり拘束時間と待機時間がそうとう長いことが考えられる。
とはいえ、ちょうど少し収入があれば助かるなーと思っていたのでナンデモここはやっておかないと。
あとポルトガルのテレビの現場がどんなかちょっと興味がある。
で、いつかというと明日の夜リスボンいきの電車に飛び乗り、おそらく土曜日の朝かえってくると。うーん速い速い。
普段石のように腰が重たいinstitutionなんかとやりとりしていると、こういう爽快感は結構気持ちいい。
(今年は何度このポルト-リスボン間のバス・電車に乗ったか…。京都と実家の横浜まで8時間の高速バスによくのっていたので始めのころは3時間程度など何でもなかったが、こう毎月のように乗ってるとさすがにしんどくなってくる。仕事で交通費いちいち請求するのも大変だし、それでみんな結局リスボンへうつっていくのだな…。でもリスボンだと、ちょこちょこカフェにお茶しにいったりなんてなかなか出来ない。)
先日九月の仕事の給与も入り、これでなんとか今年はギリギリやっていけそう。
個人アーティスト一年目としてはかなりよく出来た方ではないのだろうか。
Monday, October 19, 2009
建築家
大分風邪もよくなってきたし、気持ちも仕事にむかってきた。
不安はいっぱいだけど、一歩一歩すすむしかない。
昨日となりの部屋の建築家にポルトガルではどう建築家になるのかという話をきいた。
なんと大学を出たあと一年間無給のインターンシップが義務づけられているそうだ(今後二年間になるらしい。)。
しかもそのインターンシップで必要な技能を得たかどうかを現役の建築家に署名してもらわねばならず、作品を気に入ってもらえる建築家にインターシップの間にみつけられなければ、なんとその後は仕事のみつけようがないという。
いっけんして厳しすぎるようでもあるが、例えば親戚や知り合いに現役の建築家がいれば、そのサインでもいいわけで、うーん。
ポルトガルは西側ヨーロッパとはいえ、74年の革命からそれほど日がたっておらず、こうした細かいところで精度的なほころびがあったりする。
ちなみに社会民主主義政党が第一党で、社会主義といえば北朝鮮のようなイメージをもちがちな日本人にしてみればなかなか驚くところである。(社会民主主義は現実路線をとる社会主義で、ヨーロッパでは一定の支持がある。)
先日読んだPersepolisのなかでもイランの革命における共産主義者たちの存在がしばしば描かれている。
不安はいっぱいだけど、一歩一歩すすむしかない。
昨日となりの部屋の建築家にポルトガルではどう建築家になるのかという話をきいた。
なんと大学を出たあと一年間無給のインターンシップが義務づけられているそうだ(今後二年間になるらしい。)。
しかもそのインターンシップで必要な技能を得たかどうかを現役の建築家に署名してもらわねばならず、作品を気に入ってもらえる建築家にインターシップの間にみつけられなければ、なんとその後は仕事のみつけようがないという。
いっけんして厳しすぎるようでもあるが、例えば親戚や知り合いに現役の建築家がいれば、そのサインでもいいわけで、うーん。
ポルトガルは西側ヨーロッパとはいえ、74年の革命からそれほど日がたっておらず、こうした細かいところで精度的なほころびがあったりする。
ちなみに社会民主主義政党が第一党で、社会主義といえば北朝鮮のようなイメージをもちがちな日本人にしてみればなかなか驚くところである。(社会民主主義は現実路線をとる社会主義で、ヨーロッパでは一定の支持がある。)
先日読んだPersepolisのなかでもイランの革命における共産主義者たちの存在がしばしば描かれている。
Sunday, October 18, 2009
履歴書は光速で送る
風邪をひいたりもともとスランプだったりで創作はなかなかしんどいのだが、突然きたlanguage exchangeのリクエストに答えてたら仕事になりそうな案件をバッタリ紹介してもらえ、光の速さでcvと写真を送る。
なんかこういうところは、チャッカリしてきたなー。まぁでもこういうのは送って仕事になる確率1%あればいい方だけど。
なんかこういうところは、チャッカリしてきたなー。まぁでもこういうのは送って仕事になる確率1%あればいい方だけど。
へー
José Mário Branco (n. Porto, 25 de Maio de 1942) é um músico e compositor, ou cantautor, português.
Filho de professores primários, cresceu no Porto e frequentou o curso de História, na Faculdade de Letras da Universidade de Coimbra, que não concluiu. Expoente da música de intervenção portuguesa, iniciou a sua carreira durante o Estado Novo, tendo sido perseguído e exilado na França, entre 1963 e 1974. Com ele trabalharam José Afonso, Sérgio Godinho, Luís Represas, Fausto e Camané, entre outros, com os quais participou em concertos ou em álbuns editados como cantautor e/ou como responsável pelos arranjos musicais. Igualmente compôs e cantou para o teatro, o cinema e a televisão. Em 1974 fundou o GAC - Grupo de Acção Cultural com o qual gravou dois álbuns.
Thursday, October 15, 2009
平和な家
引っ越して二日目。
今回は一階の通り沿いの部屋で、初日はやっぱり近隣のノイズが気になってなかなか寝付けなかったけど、さすがにもう慣れた。
以前がPraça da Batalhaで、市街中心の中心、すさまじく便利だったから、不便になるかと不安だったけど、このCampo 24 Agostも実は市街まですぐ。5分も歩けばR. St. Catarinaへ出れる。
周りはお店やカフェがいっぱいで、夜は道に売春婦までたっている(ポルトでは売春婦をよく見る。)。初日にルームメイトに「何でもあるよ、このへんは。」といわれたので「朝から晩まで困らないね」とふざける。
防犯上はアレだけど、窓をあけると家の前の並木道からの木漏れ日が部屋にそそぐ。平和だ。
今回は一階の通り沿いの部屋で、初日はやっぱり近隣のノイズが気になってなかなか寝付けなかったけど、さすがにもう慣れた。
以前がPraça da Batalhaで、市街中心の中心、すさまじく便利だったから、不便になるかと不安だったけど、このCampo 24 Agostも実は市街まですぐ。5分も歩けばR. St. Catarinaへ出れる。
周りはお店やカフェがいっぱいで、夜は道に売春婦までたっている(ポルトでは売春婦をよく見る。)。初日にルームメイトに「何でもあるよ、このへんは。」といわれたので「朝から晩まで困らないね」とふざける。
防犯上はアレだけど、窓をあけると家の前の並木道からの木漏れ日が部屋にそそぐ。平和だ。
Tuesday, October 13, 2009
Mudança
住環境の問題があり、ずっと引っ越したかったのだけど、家賃があまりにも安くしばらく我慢していた。
とはいえ、新作の制作もあり、色々集中せねばらなず、どこか部屋がないものかと友達にメールをしたら即返事が帰ってくる。
場所もいいし、家賃も前よりあがるとはいえ、それでも極めて安く、広く、庭、地下室(広い)、なんとインターネットまでついているので、トントン拍子に話を決め、今日引っ越し。
三人の建築家と一人の映像作家、なんと全員男性というややマッチョな共同生活。
でも以前居候していたポルトの家も5,6人でシェアしていたので逆に古巣に戻ったようでほっとする。
とはいえ、新作の制作もあり、色々集中せねばらなず、どこか部屋がないものかと友達にメールをしたら即返事が帰ってくる。
場所もいいし、家賃も前よりあがるとはいえ、それでも極めて安く、広く、庭、地下室(広い)、なんとインターネットまでついているので、トントン拍子に話を決め、今日引っ越し。
三人の建築家と一人の映像作家、なんと全員男性というややマッチョな共同生活。
でも以前居候していたポルトの家も5,6人でシェアしていたので逆に古巣に戻ったようでほっとする。
Friday, October 09, 2009
ワークショップと公演
僕はどちらかというと悲観主義的で、ものごとを悪い方向、悪い方向に捉えるくせがある。
それをある程度でおさえるために、どこかでポカッと何もしない休みの時間が必要になったりする。
自分なりにこれまでの活動に満足しているかといわれれば、色々思うところがあるのだけど、友達なんかは「でもなんか随分あれやこれややってるじゃない」と言ってくれる。そうなのだろうな。
さて、今月末の土日はリスボンにてワークショップ。すでに何名かが申し込みをしてくださったそうで、ありがたや、ありがたや。
簡単な参加者のプロフィールをプロデューサーにおくってもらったが、今回はプロフェッショナル・ダンサーが中心になりそう。初心者が多かったこれまでのワークショップとは違って、脱構築的なアプローチをとることも考えておかないと。
しかもトータル10時間ぐらいで、かつ修作公演もあるのだから、密度は相当濃くなりそう。
11月ポルトでの公演+インスタレーションのためにfozまで石を拾いに友人の車で。ゴミ袋に大量に石を入れて持ち帰る。
なんでもないようだが、こういう素材が近場でタダで手に入るというのは、日本の都会育ちの僕からしてみたら驚きである。
会場のContagiarteまで運んだら、「何?ビーチから石をもってきた?あ、あそこにサーフボードがあるから一緒においとこう。」とおじさんにからかわれる。ウン。
しばらく身体をうごかしていなかったので、今週末まで家で肩ならしをして、月曜日から本格的にリハに入る予定。プロデューサーからは「早く作品をみせろ」とせかされるが、こういうところが「一人でつくっていないんだな」とホッとさせられる。
それをある程度でおさえるために、どこかでポカッと何もしない休みの時間が必要になったりする。
自分なりにこれまでの活動に満足しているかといわれれば、色々思うところがあるのだけど、友達なんかは「でもなんか随分あれやこれややってるじゃない」と言ってくれる。そうなのだろうな。
さて、今月末の土日はリスボンにてワークショップ。すでに何名かが申し込みをしてくださったそうで、ありがたや、ありがたや。
簡単な参加者のプロフィールをプロデューサーにおくってもらったが、今回はプロフェッショナル・ダンサーが中心になりそう。初心者が多かったこれまでのワークショップとは違って、脱構築的なアプローチをとることも考えておかないと。
しかもトータル10時間ぐらいで、かつ修作公演もあるのだから、密度は相当濃くなりそう。
11月ポルトでの公演+インスタレーションのためにfozまで石を拾いに友人の車で。ゴミ袋に大量に石を入れて持ち帰る。
なんでもないようだが、こういう素材が近場でタダで手に入るというのは、日本の都会育ちの僕からしてみたら驚きである。
会場のContagiarteまで運んだら、「何?ビーチから石をもってきた?あ、あそこにサーフボードがあるから一緒においとこう。」とおじさんにからかわれる。ウン。
しばらく身体をうごかしていなかったので、今週末まで家で肩ならしをして、月曜日から本格的にリハに入る予定。プロデューサーからは「早く作品をみせろ」とせかされるが、こういうところが「一人でつくっていないんだな」とホッとさせられる。
Subscribe to:
Posts (Atom)