Wienで知り合った友人Sが偶然来ていて、飲みにいく。彼女はコンテのダンサーではなく、バレエダンサー。日本のバレエダンサーについて、いろいろと話を聞く。今まで、少なくともコンテのダンサーよりは裕福だと思っていたが、決してそんなことは無いと聞き、驚く。国立でないバレエ団に所属する多くのバレエダンサーが、給料をもらうどころか、お金を払って所属しているのだという。そんなバカな話があるだろうか。国立でも(そう書いたらどこか分かってしまうのだけど)一月に1500円とか、まるでお笑い芸人の世界である。そんな訳で、日本のバレエダンサーの多くは海外に出ざる負えないのだ。悲しすぎる話。
こんな風に日本語でたくさん話した後はどうしても英語が聞き取りづらくなったりして、いつもその調整が辛かったのだけど、友人Cは凄い聞き上手で、帰ってから、拙い言葉で少しずつ喋り始めることが出来た。彼はスイスエアーでフライトアテンダントとして働いていたことがあるのだそうで、何かそういう、会話の最中に常に相手へのリスペクトを含ませていることを感じる。彼はその仕事でお金を貯めてカリフォルニアの演劇学校に行ったのだという。実に人間が出来ている。
Wednesday, November 01, 2006
Subscribe to:
Post Comments (Atom)
No comments:
Post a Comment