Monday, March 12, 2007

考えたこと色々

喫茶店に行ってばかりだとお金がなくなってしまうので、ショッピングモールの机に腰掛けてレポート執筆。子供が親とはぐれてうろうろしているのを見る。
子供にとって他者は全て彼・彼女の親だけであり、具体性だけに満たされていて、成長することによってそれが抽象性を獲得していくのだということを、改めて見る。子供たちの価値観は親との交換関係によって全て成立しているのだ。いわば彼・彼女にとっては世界が成立する柱、或は拠り所である。だから、親の存在を見失うことで極めて不安になるのだ。

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朝ひさしぶりに東海道線にのって(山科→京都)、人ごみにまぎれて、じゃあどうしたら自分が今世の中で不安や疑問を感じているかを伝えていこうかと、ぼんやりする。複雑な世界を出来るだけ単純化して理解しようとすることは人が生きる知恵であり、長いことかけて育まれてきた方法である。でも、その単純化で捨てられてしまったたくさんのもの・ことが、せめて、あるのだ、ということだけでも知っておいた方がいい。ということを、単純化されたもの・ことに何の疑いもなく生きている人に伝えるには?そういう人がたくさんであることも分かる。
少なくとも「これが凄いんだ!」とか叩き付けているようではだめだろうと思う。

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