帰ってからレポートを書くことを考えて、wienで受講したワークショップについてさらっておこうと思う。
week1 17/7 - 21/7
1. Olme, Partnaring Adv.
advといいながら、内容は中級程度。基本的に幾つかの短いピースを練習するのみ。二人で走ってお互いをリフトしたりもたれかかったり。先生は明るくていい先生だった。
2. Antony RIzzi, Forsythe Repertory Adv.
Gouldのゴールドベルグに振り付けたピース。去年と同じ感想、彼の振りはやっぱり他の振付家と違う。それは、ちゃんと運動を根本的に捉え検討しているからだろうと思う。インタヴューなどで彼自身がよくふれているけど、現象学的な視線を確かに感じる。
でも先生はあまり僕の好みで無かった。素晴らしいダンサーなのだろうけれども、教えるということは、もっと丁寧なコミュニケーションを努力するべきなのではないか。人によっては合うのだろうけれど、僕は少々辛かった。
3. Janette Panetta, Ballet for Contemporary Dancers Int.
一人の先生を除けば、日本でいいバレエの先生に会ったことが無い。形以上に身体で起きている出来事の豊かさは、学ぶ喜びを醸成するのだけれども。Janeteは、そいう意味で本当に!!いい先生だった。革命的、といってもいいくらいだった。例えば足を後方に伸ばして静止する時。彼女はまず上半身をしっかり倒して、それからそのカーヴを使って、必要なだけ起こしていく様教えてくれた。ルルベは、まず重心をまえにずらし、そして上方に立ち上がって行くことを教えてくれた。あるいは僕の癖である、パッセの際にトルソを引き上げる癖を、根気づよく何度も何度も指摘してくれた。そして彼女は頑張っている僕の姿を決して見逃さず、その度にほめてくれた!!「JAPAN!!, Good!!」と言われるたびに、どれだけ嬉しかったか。何せ僕はレッスンやクラスというものが苦手で、これまでほめられたことがまず無かったのだから。必ずまた会いたい先生に出会えたことを、本当に嬉しく思う。
intensive1 22/7 - 23/7
Andrew Harwood, Contact Improvisation Int.
去年も受けたHarwood。彼のクラスは可もなく不可もなく、コンタクトについて基本的な内容をひととおり確認出来る。あるフロアへのアプローチの手段が、これまで疑問に思っていた内容だったので、助けになった。
week2 24/7 - 28/7
1. Ted Stoffer, Contemporary Technique Int.
Tedは今年京都に来ていたのだが、忙しくてお金もなかったので受けれなかった。AIRで会った時穏やかな雰囲気で印象に残ったので、試しに受講してみた。朝のクラスだというのに、ヨガからインスパイアされたというきっついストレッチは、正直少し体を痛めた。この後の週で右足がひどく痛んだ理由はここにあったと思う。振り付けはかなりフリーで、クラスのレヴェルに応じているのだろうけど、今ひとつ方向性が掴めなかった。
2. Janete Panetta, Ballet for Contemporary Dancers Int.
week1に同じ。
3. Elisabeth Corbett, Forsythe Repertory Adv.
Antonyとは全く反対の、とても穏やかな先生。みんな言っていたけど、丁寧すぎて、クラスが遅すぎ。一日2時間、五日間のワークでは、ちょっと厳しい。もう少し長い期間で受講出来るチャンスがあれば、またとってみたいと思う。受講者に日本人が結構いたのがびっくりした。(去年はYさんと、室伏さん以外会わなかったので。)
Monday, September 04, 2006
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